猫が食べてはいけない食べ物は?ペットの食中毒について
渋谷道玄坂の動物病院、「道玄坂LuLu PET CLINIC」です。
前回まで犬が食べてはいけない物についてや、食べさせない為に どうすれば良いかなどについてお話させて頂きました。 人間の食べ物を与えると、その時はとても喜ぶかもしれませんが、 後々のことを考えると健康被害が心配です。 犬や猫には専用のフードが一番です。 体調や体形に見合ったフードについても当院でご相談をお受けしております。
お気軽にご相談下さい。
◎猫が食べてはいけない食べ物とは?-ペットの食中毒を防ぐために-
【ネギ類】
いわゆる玉ねぎ中毒です。玉ねぎ等に含まれるアリルプロピルジスルフィドという物質が赤血球を 破壊してしまう恐れがあります。その場合、貧血・食欲不振、呼吸困難などの 症状が出る可能性があります。 この物質は加熱しても無効化されませんので、スープやハンバーグなど玉ねぎを使ったお料理も食べると中毒を発症する可能性があります。
また、ネギ類以外にもキャベツやカリフラワー、ブロッコリー、かぶなどにも アリルプロピルジスルフィドが含まれると言われているので避けた方が 良い食材と言えます。
【チョコレート】
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインが嘔吐や、尿失禁、下痢などの 症状を引き起こす可能性があります。
【アボカド】
アボカドに含まれるペルシンという物質が嘔吐、下痢、呼吸困難などの 症状を引き起こす可能性があります。
【アワビ】
アワビの肝の部分に含まれるピロフェオホルバイドという物質が光線過敏症 を引き起こす可能性があります。
猫の耳は毛や色素が薄いため、 普段は何でもないような太陽光にも過敏に反応し、皮膚炎を起こして しまう恐れがあります。
猫は犬に比べて誤食することが比較的少ない動物ですが、身が軽いので飼い主さんが見ていない間にテーブルに
乗っていたりするので、十分に気を付けましょう。